セブに留学するに当たり、気を付けなければいけないことや、危険に会わない為の防犯対策などをご案内します。

セブの治安
マニラやミンダナオ島に比べ比較的治安の良い地域ですが、場所によっては危険な地域もございます。通常、観光で来られる方や現地在住の方がよく行くような場所は、比較的安全な場所です。
普段の買い物等は、アヤラショッピングモールやSMなどをお勧めいたします。また、学校の前にはJセンターモールがございますので、受講の後に買い物に行くのに非常に便利で安心してご利用いただけます。

心構え
ショッピングモールやレストラン等の商業施設やリゾートホテル・観光地などには必ず、銃を携帯したセキュリティ・ガードがおりますので、安全面においては安心できるところでは有りますが、安全管理は基本的に自己管理という考えを持ち、危機管理意識を常に持って行動する事が大切です。盗難や紛失といったケースで無くなった物が戻ってくるという事は、まず、殆どありません。狙われない為にも、隙の無い行動を心掛けて下さい。

学校内外での注意事項
学校内に起きましては、常時、日本人スタッフがおりますので特に特別な警戒をして頂くような事はございませんが、貴重品等やお持ち頂いた鞄等を置いたまま席を外れる事はしないで下さい。
学校外におきましての注意事項は下記にご案内させて頂きます。
貴重品類は常に身の回りに置くようにして下さい。ほんの少しだからと目を離した隙に無くなります。
あまり知らない場所や、細い路地、人通りの少ない場所、深夜の外出はお控え下さい。
移動手段は出来るだけタクシーを使い、ジプニーのご利用は出来るだけお控え下さい。
貴金属や高額の現金は、出来るだけ持ち歩かないで下さい。
街中で声を掛けられても、絶対について行かないで下さい。
トランプ賭博詐欺などの被害が、多数報告されています。
麻薬等のドラッグ類には絶対に手を出さないで下さい。
フィリピンでの麻薬の所持、使用、売買は重罪です。一生帰国出来なくなる可能性があります。
最後の2項目に関しましては、声を掛けられついて行ってしまったために強盗被害に遭い、殺害されてしまったケースや、自信がドラッグを利用していなくても、そういった類の人達と付き合いがあった為に、金銭目的で罠に嵌められ、ドラッグ所持で逮捕されるケースも発生していますので、特に、ご注意下さい。

事件事例と対策
事例1 トランプ賭博詐欺
Aさんは3週間の英語留学でセブ島に滞在していました。
ある日、買い物をしようとショッピングモールに出かけると、モール内でフィリピン人女性に「あなたは日本人ですか?」と、声を掛けられ、「はい」と答えると、このフィリピン人が片言の日本語で、「私の妹は、日本人と結婚して、今、日本に住んでいる」と話し始めました。
「色々、日本のことを聞きたいのでこれから一緒に食事でもどうですか?」と誘われ、丁度、お昼時でもあったので、モール内のレストランで食事をしました。
食事中、このフィリピン人女性は熱心に日本の事を聞いてきました。そして食事が終わるとこのフィリピン人女性が、私が食事に誘ったのだからといって、Aさんの食事代まで支払いました。
そこで、このフィリピン人女性が、これから家でパーティーがあるのだけれど、遊びに来ないかと誘われ、食事をご馳走になった事もあり、その女性の家に遊びに行く事となりました。
駐車場に止めてあった車でこの女性の家まで移動すると、もう、パーティーは始まっていて、家の中に案内されました。
しばらくすると、この女性が「彼は私の叔父で、カジノでカードのディーラーをしている」といって1人の男性を紹介されました。これからポーカーでみんなで遊ぶのだけれど、あなたも一緒に遊ばないかと誘われて遊び始めました。
このときはお金を賭けず、ただゲームで遊ぶという感じだったのですが、ここで、1本の電話が掛かってきます。
Aさんをパーティに誘った女性が、「今からここにお金持ちの人が来る。彼は近所に住んでいるんだが、私達はあまり彼の事が好きではない。私達が絶対勝てる方法を教えるから、勝って儲けよう。」と言われた。そうこうするうちに、お金持ちだと言われる近所の男性がやってきて、ゲームが始まった。最初はどんどん勝っていき、Aさんも調子が良いとゲームを楽しんでいたのですが、ここで、このお金持ちと称する男性が、「今日はかなり負けてしまった。今日は次のゲームで最後にしよう。」といったので、Aさんもこれに承知。しかしここで、この相手の男性が大金を賭けてきて、負けてしまった。
手持ちの現金が少ないからと、とりあえず持っている現金を渡し、後日、残りを払うからといって開放された。
Aさんはその日のうちに、滞在先のホテルをチェックアウトして、他のホテルに移動しました。

このケースは東南アジアでは昔からあるトランプ詐欺の手口です。被害に遭ったからといって警察に届出をすれば、違法に賭博を行った罪で捕まるということで、殆どの被害者はそのまま無き寝入りせざるを得ない詐欺事件です。
まず、知らない人についていく事は止めましょう。そして、片言の日本語で話しかけてきて、必要以上に親切にしてくるということにも「何かある」と警戒しましょう。
 
事例2 子供を使った強盗
マニラでは有名な手口でしたが、ここ最近、セブでも同様の手口が発生しています。
ITパーク周辺や、フェンテオスメニアサークル周辺で、小さな子供たちがお金を下さいと声をかけて来ます。次第に子供たちの人数が多くなり、周りを囲まれて動けない状態に。ここで、子供たちがポケットの中に手を入れてきて、財布や携帯電話等を盗んでいきます。
ストリートチルドレンが何人も着いて来るようであれば、近くのお店に入る等をして被害に遭わないように気を付けて下さい。